日本「スーパーラグビー」参入へ

 日本ラグビー協会は24日、2016年にリーグを拡大する南半球の世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」の主催者から、新規参入チームの単独最終候補に日本が決まったとの通知を受けたと発表した。候補にはこれまでシンガポールを拠点とするチームも残っていたが、今後主催者と日本協会は契約締結に向け、調整を進める。

 スーパーラグビーは南半球の強豪国、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカに拠点を置く15チームが争う世界最高峰リーグ。1996年に12チームによる「スーパー12」として始まり、2006年に14チームに拡大した。11年から15チームになり、現在の名称になった。

 日本からは13年にSH田中史朗(パナソニック)が、日本人で初めてスーパーラグビーのハイランダーズ(ニュージーランド)に入団。フッカー堀江翔太(パナソニック)も同年から、レベルズ(オーストラリア)でもプレーしている。

 今回、日本は19年W杯日本大会に向けた代表強化のため、代表選手を主体としたチームでの参戦を目指している。日本が選ばれれば、南アフリカのカンファレンスに所属。レギュラーシーズンは15試合で、約半分の本拠地開催試合の一部をシンガポールで行う案を検討している。

 スーパーラグビーは16年から18チームに増え、2チームは既に南アフリカとアルゼンチンのチームに決定している。日本ラグビー協会の矢部達三専務理事は「大変光栄なこと。まだいくつかの過程を経る必要があるが、新たなチャレンジへ向けて万全の準備を整えられるよう努める」と話している。

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