町田SP首位発進!ジャンプ全て成功

 「フィギュアスケートGPシリーズ第1戦、スケートアメリカ」(24日、シカゴ)

 男子ショートプログラム(SP)で昨季の世界選手権2位の町田樹(24)=関大=が4回転-3回転などのジャンプを全て成功させ、93・39点でトップに立った。ジェレミー・アボット(米国)が81・82点で2位につけた。25日(日本時間26日)にフリーが行われる。

 ファンが総立ちで称賛の拍手を送った。町田がSP首位と好発進した。4回転-3回転、3回転半、終盤の3回転とジャンプを次々に決め、技術点でも演技点でもトップ。「初演にしては上出来。緊張もプレッシャーもあった中で、大きなミスなく滑り切れたことを誇りに思う」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 「バイオリンと管弦楽のための幻想曲」を選んだSPでは悲恋をテーマに、スピードのある滑りと情感あふれる演技で物語をつむいだ。ファンの反応を「誰の心の中にもさまざまな愛の形がある。演技を通して触れることができれば表現者として幸せ」と独特の言い回しで受け止めた。

 2連覇を目指し、フリーではベートーベンの「交響曲第9番」で勝負する。「120パーセント以上の力を出さなければ、形にさえならない」と口にする演目だ。「想像を絶するぐらいの苦しみを味わうことになると思う。自分に負けずにやったら、その先に何かがある」とさらなる高みを見据えた。

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