関学大が開幕5連勝!リーグV5見えた

 「関西学生アメフット、関学大35-7京大」(25日、西京極)

 2試合が行われ、伝統の一戦「関京戦」は、リーグ5連覇を目指す関学大が35-7で京大に快勝し、開幕5連勝とした。京大は随所で好プレーを見せたもののミスが響き、1勝4敗と低迷。チーム初となる入れ替え戦出場(7位以下)が迫ってきた。龍谷大は同大を14-9で下した。

 ミスがあっても、決して土が付かないのが王者たるゆえんだ。

 「今日は負けるイメージが全くなかった。それが空回ったのかもしれない」。関学大のQB斉藤(4年)は、伝統の一戦をこう振り返った。安定感が持ち味の司令塔が、この日は2本のインターセプトを許した。「ビッグゲーム初戦で落ち着いてはいなかったと思う」。目に見えないプレッシャーがのしかかっていた。

 しかし、帰ってきたエースがそれをはねのけた。夏合宿中に左太ももを負傷したWR大園(4年)が復帰。最初のパスキャッチこそノーゲインに終わったが、直後に26ヤードのロングパスを捕球し、先制の起点になった。

 1年時から出場を続ける大園だが、戦術に関するミーティングはあまり好きではない。それでも天才肌なのか、動き出して1、2歩走ると「(パスが)飛んでくるな」と嗅覚が察知する。斉藤も「1対1は負けない」と信頼してパスを投げられる相方だ。この日はパス4本で、チームトップの64ヤードを獲得した。

 苦手な筋トレも、リハビリ期間に目標値をクリアした。一回り大きくなって帰ってきたエースは「どんなパスでも取る」と気合十分。攻撃の要を加えた関学大がリーグ5連覇へ突き進む。

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