瀬戸400個メV 萩野との勝負に闘志
「競泳・W杯東京大会」(28日、辰巳国際水泳場)
短水路(25メートルプール)で争われ、男子400メートル個人メドレーは、13年世界選手権金メダリストの瀬戸大也(20)=JSS毛呂山=が、3分59秒91で優勝。今季成長著しい200メートルバタフライでも日本記録に0秒18差に迫る1分49秒68で2位に入った。アジア大会4冠の萩野公介(20)=東洋大=は、100メートル個人メドレーを52秒03で優勝。スピード強化の一環で出場した100メートル自由形は、5位に終わった。
世界王者の力を見せつけた。瀬戸は13年世界選手権で金メダルを獲得した400メートル個人メドレーで、序盤から力強い泳ぎを見せ、2位に4秒以上の大差をつけ圧勝。今季不振にあえいだ同種目で久々の快泳を披露した。
アジア大会優勝など成長著しい200メートルバタフライでは、世界記録保持者のチャド(南アフリカ)を追い詰め、日本記録に0秒18差に迫る好タイムで2位。「いきなり調子が上がって、ビックリ。手応えのあるレースができた」と、充実の笑顔が浮かんだ。
29日は、200メートル個人メドレーでライバル萩野公介(東洋大)と激突する。「調子が戻ってきているし、公介と良い勝負をしたい」。さらなる飛躍を目指す来季に向け、ライバル対決を制し、より確かな自信をつかむ。