関学大33年ぶり5連覇!全勝対決制す

 「関西学生アメフット、関学大21-7立命」(23日、金鳥スタ)

 関学大の主将RB鷺野聡(4年=関西学院)が2TDを決め、立命大との無敗対決を21-7で制し、7戦全勝で5年連続54度目の優勝を飾った。関学大の5連覇は、81年まで続けた34連覇以来33年ぶり。立命大は4年連続の2位。関学大は過去3連覇している全日本大学選手権決勝「甲子園ボウル」(12月14日、甲子園球場)の出場を懸け、30日に神戸市王子スタジアムでの西日本代表決定戦で名城大(東海)と対戦する。

 鋭い眼光で喝を入れ続けてきた主将が「ホッとした」と頬を緩めた。1年生時から出場経験がある鷺野だが、これまで立命大戦でのTDはなし。「自分がチームを勝たせたい」という言葉を発し続けてきた。

 第1Q、OL松井(2年)が先制のTDを奪った。流れをつかんだかに見えたが、その後は両校がインターセプトを連発。その中でキャプテンが意地を見せた。

 ゴール前5ヤードから中央を走ってTDを奪い「やっとかなってうれしい」と胸を張った。第3Q、7点を返された直後には、残り2ヤードからエンドゾーンにダイブし突き放した。

 好調だった立命大に対し、ミス連発でこの日を迎え、「不安の方が大きかった」と鷺野。もっとも、鳥内監督は「腹をくくってやりよった」と選手をたたえた。

 「まだ満足できるレベルじゃない」。鷺野が狙うのは、4年連続甲子園ボウル制覇ではなく、社会人王者を倒しての13季ぶりの日本一だ。

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