羽生と一問一答「死と隣り合わせ」

 「フィギュアGPシリーズ第6戦・NHK杯」(28日開幕、なみはやドーム)

 ソチ五輪フィギュアスケート男子金メダリストの羽生結弦(19)=ANA=が27日、GPシリーズ第6戦・NHK杯の公式会見に出席した。以下、羽生と一問一答。

 -抱負は。

 「その前に中国杯でのケガについて、心配をおかけしたことを深くおわび申し上げます。あまり深刻に心配なさらないようによろしくお願いします」

 -状態は。

 「万全ではないので、少しレベルを落とした構成にする。演技後半の4回転ジャンプは入れないようにした」

 -中国杯でのアクシデントをどう考えているか。

 「実際スポーツは自分の限界に挑むもの。ある意味では死と隣り合わせだと思う。あの場面は当たりどころがよくて、お互い振り向いた瞬間だったので、顔をそらせたし、僕も腕を出せた。ただ、普通だったら棄権する大きなケガをしたと思う。その中でも診断していただいて、滑らせていただいた。ファイナルに行きたいという意思を尊重して滑らせてもらった」

 -万全でない中で出場を決めた理由は。

 「氷に乗った当初はやめるという考えもあったが、徐々に感覚が戻ってきた。昨日の非公式練習で、普通に近い状態になったと判断した」

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