関学大鷺野、悲願の日本一で有終の美だ
「アメフット・ライスボウル、関学大-富士通」(1月3日、東京ド)
第68回ライスボウルの記者発表会が16日、都内で行われた。甲子園ボウル4連覇を果たした学生代表の関学大が、社会人代表の富士通と激突する。4年連続の出場となる主将のRB鷺野聡(4年)は「えたいの知れないすごみがある」と相手を警戒しながらも、チームの13年ぶりとなる日本一を目指す意気込みを語った。
4年間、学生相手に無敗を誇るチームをけん引した鷺野が、悲願の日本一を達成して有終の美を飾る。過去3年は、いずれもオービックと対戦し苦杯をなめた。「今年はラストチャンスなので全部TDにつなげるつもり」と力を込めた。
今回の相手は富士通だが、「(4連覇中の)オービックを倒して優勝してきたチーム。個人技がすごい。むちゃくちゃ警戒している」。QBキャメロンをはじめ強力な選手がそろうが、「全員がイメージを共有して戦う」と一丸となって立ち向かう姿勢を強調した。
昨年までの10年は、社会人の9勝に対し学生は1勝。壁は厚いが、関学大は勝てば13年ぶりの日本一となる。「絶対勝ってやるんやという気持ち」。学生最強チームの主将に、臆するところは全くない。