錦織一問一答「全体的には良かった」

 「全豪オープンテニス」(28日、メルボルン)

 男子シングルス準々決勝で世界ランク5位の第5シード、錦織圭(25)=日清食品=は、前回覇者で同4位の第4シード、スタニスラス・ワウリンカ(29)=スイス=に3-6、4-6、6-7でストレート負けした。以下、錦織と一問一答。

 -ナーバスになったか。

 「本当になかった。少し疲れ、重さを感じていたけど、精神的には元気で、準備はできていた」

 -全米で倒したワウリンカと比べて。

 「明らかにサーブが良かった。まったく読めなかった。ストロークも押された印象で、焦ってしまった。3セット目は落ち着いて自分のサーブも良くなってきたが、自分のいいプレーが出てくるのが遅かった」

 -サーブ&ボレーを多用して巻き返したが。

 「事前にはまったく考えていなかった。あれだけ決まって、作戦は良かったが、大事なところで決めきれなかった」

 -世界5位のプレッシャーは。

 「なくはないけど、強い気持ちを持って入れた。さほど問題はなかった」

 -体力面の問題は。

 「全米オープンのときは信じられないくらい毎日が大丈夫だった。今回は毎日動きも違うし、天候も違うので、何カ所か万全ではなかった。なかなか100%とはいかなかったけど、グランドスラムでの大変さをより感じた」

 -大会を振り返って。

 「全体的には良かった。最初の3試合は少し押された中で勝っていったし、フェレールにしっかり勝ちきったところで、今までにないグランドスラムだったと思う。ベスト4や決勝にいけるようになりたい」

 -日本での期待を感じていたか。

 「あまりニュースを見ることはないし、日本にいないので直接は感じないけれど、たくさんの応援をいただいて励みになる。今回は特にサッカーの日本代表の選手たちと会ったり、試合を見たり、こちらもメンタル的に励みになることがあった。これからもいいニュースを届けられたら」

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