山県セイコー入社式 目標100日本新
陸上男子短距離でロンドン五輪代表の山県亮太(22)が2日、都内で行われた「セイコー山県選手入社式記者発表会」に出席し、100メートルでの日本記録樹立と、今年8月の世界陸上で自己ベストを出してファイナル進出という目標を掲げた。
山県は3月に慶大を卒業。真っ青な空の下、銀座のシンボル「和光本館」の屋上に登場したスプリンターは「(タイム表示など)陸上と結びつきのある会社に入れ、本当にうれしい。新社会人として、責任を持って結果を出していく」と感謝の気持ちを言葉にした。
3月28日に米国で行われたテキサス・リレーでは、同じレースに出た桐生祥秀(19)が追い風参考ながら9秒87をマークしたことも刺激になっている。
このレースで山県は10秒15で8位。「正直びっくりした。同じレースに出て彼の仕上がりの良さは体で感じたので、焦りはある」としながらも「やらないといけないという気持ちにもなった」とキッパリ。「自分はあくまでも8月の世界陸上。自分なりのペースで自己ベストとファイナルを目指す」と話した。