中3に刺激!渡部2冠史上2人目4冠へ
「競泳、日本選手権」(9日、辰巳国際水泳場)
女子100メートル平泳ぎは、14年アジア大会2冠の渡部香生子(18)=JSS立石=が1分6秒45で2連覇し、女子では今大会初の個人での代表入りを決めた。
かつての“スーパー中学生”、女子大生となった今や、競泳日本女子のエースとなった渡部は、100メートル平泳ぎも制し、50メートルに続く2冠を達成。女子では世界選手権代表内定の1号となった。
この日のレース直前に、中学3年生の池江が自由形のリレー代表として世界選手権代表入り。渡部自身も中学生だった11年に中学新を連発して頭角を現し、高校1年生でロンドン五輪に出場した。「自分もうれしいし、しっかりしないとなと思う」とかつての自分と重ねつつ、若手の活躍に刺激に、貫禄の泳ぎを披露した。
残るは決勝進出を決めた200メートル個人メドレーと、最終日の200メートル平泳ぎ。女子では03年の萩原智子以来、史上2人目の4冠へ、突き進む。