ジャマイカハーフの飛鳥、桐生を撃破
「織田記念国際陸上」(19日、Eスタ)
男子100メートル決勝が行われ、ケンブリッジ飛鳥(21)=日大=が、10秒37で優勝した。
着実に力をつけてきたジャマイカ人の父を持つハーフの21歳、ケンブリッジ飛鳥が、桐生撃破に成功した。「(桐生の存在が)すごく刺激になっていた。60メートルすぎで、いけるなと思った」と、してやったりの表情で話した。
昨年、ジャマイカに渡り、“世界最速の男”ウサイン・ボルトらが所属するレーサーズトラッククラブで武者修行。ボルトには会えなかったが、体を大きくする必要性を感じ、ウエートトレーニングで5キロ増量した。
高校時代から大一番では惜敗が続いていただけに「今回勝てて、日本選手権の優勝が見えてきた」と、殻を破れるきっかけを見つけたようだった。