村山2位 世界陸上で双子競演目指す

 「デイリー主催・兵庫リレーカーニバル」(26日、神戸ユニバー記念競技場)

 グランプリ男子1万メートルでは、駒大時代に4年連続で箱根駅伝に出場した村山謙太(22)=旭化成=が、28分08秒28で日本人トップの2位に入った。18日の織田記念国際(広島)では、双子の弟・紘太(旭化成)が男子5000メートルで日本人トップをマークしており、日本陸上界に村山兄弟の存在をあらためて印象づけた。

 駒大のエースから、日本のエースを目指す。村山は世界選手権(8月、北京)への参加標準記録(27分45秒00)突破こそならなかったが、「次につながるレースができた」と満足そうな表情だった。

 中盤からはただ1人外国勢に食らいついた。「足全体が重くなった」と後半はペースを落としたものの、断トツで日本人トップを守った。「前半のペースをキープできれば、派遣記録を出せる」。手応えをつかんで次の選考レースに臨む。

 学生時代の輝かしい実績を引っさげ、4月からは旭化成に入社。「学生時代と違って1つ1つで結果を出さないといけない」と、責任感を口にした。

 大学時代は別のチームだった弟・紘太とも春からは同僚になった。18日の織田記念では弟が日本人トップに立ち、2周連続で村山兄弟が活躍。兄は「2人で派遣記録を切りたい」と、大舞台での競演を目指す。

 今後の最大の目標としては、16年リオデジャネイロ五輪のマラソン代表も狙う考えも明かし、「スタミナ系の筋肉もつけていきたい」と青写真を描いた。

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