宇良連勝 150キロぶん投げた!
「大相撲夏場所・4日目」(13日、両国国技館)
関学大から初の角界入りした西序ノ口9枚目の宇良(22)=木瀬=が、元学生横綱の大輝(八角)を右からの豪快な上手投げで下して連勝を飾った。
突っ張ってくる相手の左手をたぐった。土俵際に詰まっても余裕があった。右上手をつかむと瞬時に150キロの巨体をぶん投げた。
2年前の大学3年時にも対戦し、得意の足取りで勝利。プロ初対戦で宇良対策を入念に練っていた相手を見事、返り討ちにした。
レスリング仕込みの速攻も武器だ。「何かやってくると思ったけど、バランスを崩さないよう心構えはあった。アマ時代から張られることは多かったので耐えられる。(最後は)タイミングが良かった」と振り返った。
今場所の目標は5勝2敗。「一歩近づきました」と控えめながら、最大の敵を突破し序ノ口優勝も見えてきた。