冨田が控訴断念“これ以上意味がない”

 アジア大会でカメラを盗んだとして、韓国・仁川地裁が有罪判決を言い渡した競泳の冨田尚弥(26)が4日、名古屋市内のホテルで記者会見し、冨田は「これ以上闘っても意味がない」と控訴しない意向を示した。

 冨田は「納得できないことはたくさんある。裁判長が『監視カメラに写った人物を私だと断定できない』と言っていたのに、有罪になってしまった」と話した。その上で、サポートがなく現状では競技生活を続けるのは難しいとした。

 冨田は仁川アジア大会中の昨年9月、競泳会場で韓国メディア記者のカメラを盗んだとして略式起訴され、罰金を納付。その後、一転して無実を訴え正式裁判を申し立て、仁川地裁は5月に求刑通り罰金100万ウォン(約11万円)の有罪判決を言い渡した。

 選手村の冨田の部屋から被害品が見つかった。冨田は「見知らぬ人物にバッグに入れられた」と主張したが、仁川地裁は「監視カメラの映像に写っておらず、信じるのは困難」と退けた。

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