逸ノ城 名古屋で大関とりへ足がかり
「大相撲名古屋場所」(7月12日初日、愛知県体育館)
小結の夏場所で勝ち越した逸ノ城(22)=湊=が、名古屋場所で大関とりの足がかりをつかみにいく。8日、埼玉県川口市の湊部屋で稽古し、「名古屋場所では2桁勝ちたいですね。立ち合いをもっと速く強くして。早く上を目指したい」と、今年の目標として掲げている大関への意欲を見せた。
「暑いのは嫌っす」という逸ノ城だが、期待はひしひしと感じている。稽古後に名古屋の後援者らから頼まれた色紙に手形を押し始めたが、その数は何と800枚。普段は多くても200枚から300枚といい、手の皮がむける勢いで押し続けた。「大変なのはこのあと。しこ名を書かなきゃいけないので」。気の遠くなる作業が待っている。
名古屋で思い浮かぶのは「うなぎっすね。ひつまぶし。いろんな食べ方がある」。夏ばて防止にも効果的だ。暑さを乗り切ったときに、目標に一歩近づく。