リオへGO!バレー日本女子が快勝発進
「バレーボールW杯女子」(22日、代々木第一体育館)
世界ランク4位の日本は同14位のアルゼンチンに3-0でストレート勝ちし、4大会連続の五輪出場へ向けて好スタートを切った。23日は世界7位のロシアと対戦する。大会は12チーム総当たりで争われ、2位までが来年のリオデジャネイロ五輪の出場権を得る。
リオに向けて好スタートだ。真鍋監督が「時間をかけて練習してきた」と胸を張る多彩なサーブで相手を崩し、11連戦の初戦をストレート勝ちで飾った。
第1セットは「緊張でみんな固かった」(木村)とちぐはぐだったが、流れを引き寄せたのは主将でエースの木村沙織(東レ)。3本連続でサービスエースを奪い、その勢いで先取すると、徐々にリズムに乗った。
4年前の前回大会は初戦でイタリアに敗れ、波に乗れないまま4位に終わった。その反省から、指揮官が「初戦に全集中する」と意気込んでいた通り、14人全員を起用し、順調な滑り出しを見せた。
23日の相手は世界ランク7位のロシア。先月のワールドGP決勝大会(米国)で完敗しているだけに、木村は「次が一つの山場」と気を引き締めた。直前合宿で男子を相手に徹底的に鍛え抜いた守備で、平均身長187センチの強豪を迎え撃つ。
五輪出場を懸けた険しい戦いは始まったばかりだが“火の鳥”日本はタフに戦い抜く。