サニブラウン、200でガトリンと対戦
「陸上世界選手権・男子200メートル」(25日、北京)
男子200メートル予選のスタートリストが24日発表され、世界ユース選手権(17歳以下)で2冠を獲得したサニブラウン・ハキーム(16)=東京・城西高2年=は予選4組に入り、今季世界最速で歴代5位となる19秒57をマークしているジャスティン・ガトリン(米国)と対戦することになった。
日本人最年少代表のサニブラウンは、予選当日に200メートルに出場すれば16歳172日で、17歳33日のリッキー・カノン(ナウル)が持つ同種目の世界選手権最年少記録を上回る。
ガトリンは23日の男子100メートル決勝では銀メダルに終わったが、世界最速男のウサイン・ボルト(ジャマイカ)と0秒01差の大接戦を演じている。「引退する前にできればボルトと対戦したい」と話していたサニブラウンにとっても、世界レベルを体感する絶好の機会だ。
この日は午前中に400メートルリレーの練習をし、午後もサブトラックでスパイクを履いて約2時間練習した。準決勝には各組(計7組)の3着までに加え、4着以下の上位3人までが進出できる。サニブラウンの今季最速タイム20秒34は、予選4組で4番手。3番手のニケル・アシュミード(ジャマイカ)の今季最速タイムとは0秒16差があるが、世界ユースでの勢いに乗ればチャンスはある。