バレー女子日本、2敗キープで米国戦!
「バレーボール女子W杯、日本3-0アルジェリア」(4日、名古屋市ガイシプラザ)
世界ランク5位の日本は同23位のアルジェリアをストレート(25-8、25-10、25-6)で下し、7勝2敗の勝ち点22で5位をキープした。今大会不調だった迫田さおり(27)=東レ=がチーム2位の9得点をマークする活躍を見せ、主力を温存しながら、格下に圧勝。上位2カ国に与えられる16年リオデジャネイロ五輪出場権獲得へ可能性を繋いだ。5日は世界ランク1位の米国との大一番を迎える。
踏みとどまった-。すでに2敗を喫し、もう負けられない日本が、アルジェリアを一蹴。リオ五輪への可能性をつなぎ止めた。
大きな1勝だ。今大会不調で起用が減っていたロンドン五輪メンバーの1人、迫田が、今大会初先発でチーム2位の9得点を奪う活躍。「自分が決めれば、みんな笑顔になってくれる思った」と、吹っ切れたように笑った。木村主将が「W杯で活躍してほしいと思っていた。良かった」と話せば、真鍋監督も「ここまで調子が良くなかったが、今日は非常に良かった。これで残り2試合、14人全員を使える」と、奇跡への“ラストピース”の復活を喜んだ。
5日は世界ランク1位の米国、6日には同3位の中国との決戦を迎える。奇しくも迫田の愛称は、さおりの後ろ2文字をひっくり返した「りお」。「明日も1点でも2点でも決めていきたい」と話した「りお」の復活が、リオへの道を切り開く。