遠藤が白鵬、日馬らに胸を借り20番

 「大相撲秋場所」(13日初日、両国国技館)

 伊勢ケ浜一門による連合稽古が5日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で始まり、初参加となった東前頭7枚目の人気力士・遠藤(24)=追手風=が申し合いで平幕トップの20番をこなした。横綱白鵬、日馬富士、大関照ノ富士からも指名され、積極的に汗を流した。

 豪華な顔触れに果敢に向かっていく。遠藤は春場所で左膝に大けがを負った影響などもあって初めての参加。安美錦らと8番取った後、最初は照ノ富士に指名されて4番。続いて日馬富士と3番、締めくくりは白鵬と5番。横綱、大関陣と計12番で1度も勝てなかった。それでも「明日以降に生かしていきます」と少なからず手応えをつかんだようだ。

 合間には日馬富士や安美錦にアドバイスを受ける場面もあった。細かな内容こそ明かさないが「基本的なことをしっかりと(教わった)。しっかり受け入れて頑張っていきます」と胸に刻んだ。再び横綱、大関陣に挑戦できる番付を目指して。左膝の不安から夏巡業で関取衆との稽古が少なかっただけに、遠藤が調整のピッチを上げる。

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