エディー日本雪辱の逆転VでW杯へ
「ラグビー・テストマッチ、13日本-10ジョージア」(5日、グロスター)
ラグビーのW杯イングランド大会(18日開幕)に出場する日本代表は5日、英国のグロスターでジョージア(グルジア)に13-10で逆転勝ちし、大会前最後のテストマッチを白星で飾った。19日に南アフリカとW杯1次リーグ初戦を迎える。
日本は前半15分にトライを許し、6-7で折り返した。後半はPGを追加されて一時6-10とされたが、37分にラインアウトからモールを押し込み、ナンバー8のマフィ(NTTコミュニケーションズ)が逆転トライを挙げた。
残り2分余りで逆転トライにこぎ着けた。日本はジョージアのパワーに屈せず、W杯前最後のテストマッチを勝利で締めくくった。昨年11月に24-35で敗れた相手に成長を示し、ジョーンズ・ヘッドコーチは「昨年やられたスクラム、ラインアウトで優位に立つ場面もあった。W杯前に素晴らしい試合になった」と満足げだった。
W杯1次リーグで当たる南アフリカ、スコットランドの力強いセットプレーを想定した一戦。前回対戦で屈辱的に押されたスクラムは低く当たるように改良し、反則を取られたものの力負けしなかった。後半には反則を誘う場面も。相手のお株を奪うようなモールで勝利をたぐり寄せ、ロック大野は「FWでしっかり雪辱できた」と胸を張った。