三宅宏実、48キロ級で東京五輪枠獲る
日本ウェイトリフティング協会は19日、16年リオデジャネイロ五輪の出場枠の懸かる世界選手権(11月20日開幕、米ヒューストン)代表の男子8人、女子7人を発表した。
出場選手の順位ポイントの合計で、各国の出場枠(男子最大6、女子最大4)が決定する。エースの期待が懸かる女子48キロ級ロンドン五輪銀メダリストの三宅宏実(29)=いちご=は「ロンドン五輪の記録を狙えるぐらい練習は積めてる。4枠獲りたい」と、意気込みを語った。
今大会は日本の重量挙げの未来が懸かる戦いでもある。リオの出場枠は、20年東京五輪の出場枠のベースとなる。ロンドン五輪の前年は53キロ級で出場していた三宅だが、リスク覚悟で五輪前年から減量を伴うものの好成績を狙える48キロ級挑戦を決めた。自身は東京五輪挑戦は明言していないが「後輩たちに4枠残してあげたい」と、拳を握った。
監督を務める父・義行氏も「来年に反動あると思うが、そうは言ってられない。メダルを獲ってもらいたい」と、娘にエースとしての期待を込める。
大会直前に30歳の誕生日を迎える女子重量挙げの第一人者が、後輩たちのためにTOKYOへの道を切り開く。