遠藤、場所前に右耳の鼓膜破れていた
「大相撲秋場所・8日目」(20日、両国国技館)
前頭7枚目の遠藤が、初めての連敗を喫した。2度目の対戦となった関取最年長36歳、前頭6枚目の安美錦に立ち合いで変化されたが、突き押しで応戦して押し込んだ。しかし最後にうまくかわされてはたき込まれた。風呂から上がると目を閉じたまま「負け」と一言つぶやくと、報道陣の質問にほとんど答えなかった。
場所前の稽古で遠藤の右耳の鼓膜が破れたことが分かったが、相撲には影響はなさそうだ。師匠の追手風親方(元幕内大翔山)によると、「場所前に病院に行った。相撲が取れているから大丈夫」と説明した。会話が聞き取りにくいこともないという。
9日目は旭秀鵬と対戦する。支度部屋を出る前、「切り替えて頑張ります」と、最近お決まりの言葉で締めくくった。体の動きは悪くないだけに2場所連続勝ち越しへ向け、遠藤が正念場を迎える。