“佐野騒動”教訓とし選考に向け議論

 20年東京五輪・パラリンピック組織委員会は29日、都内で、白紙撤回された大会の公式エンブレムを選定する「エンブレム委員会」の第1回会合を開き、選考に向けた議論を行った。委員を務めるプロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長は「力強くてわかりやすくて、勇気が得られるものをぜひ選んでほしい」と語った。

 「出来レース」と批判された前回の選考方法をあらため、グループ応募を可能にし、デザイン受賞歴を問わないなど、幅広く案を募集する方針を確認。前回の制作者、佐野研二郎氏が誹謗(ひぼう)中傷にさらされたことから、制作者を匿名にすることも議論された。

 募集要項は10月中旬までに決定し、公募を開始。来春をめどに新エンブレムを決定する。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス