青学大V2 出雲大学駅伝2年ぶり開催
「出雲全日本大学駅伝」(12日、出雲大社前~出雲ドーム前=6区間、45・1キロ)
青学大が2時間9分5秒で2012年以来となる2度目の優勝を果たした。昨年は台風の影響で中止となり、2年ぶりの開催だった。38秒差の2位に山梨学院大、さらに7秒差の3位に駒大。今年1月の箱根駅伝で初優勝した青学大は全ての中継所を2位以内で通過。駒大と1秒差で6区に入り、アンカーの一色がロングスパートで勝負を決めた。
昨季の箱根王者、青学大が層の厚さを見せつけた。前評判通りの強さを示した原監督は「1区が終わった時点で9割方、勝ったと思った。選手は本当に強いと思う」と褒めた。
今夏のユニバーシアードでハーフマラソン優勝の1区小椋が区間2位で滑り出すと、3区の久保田は区間1位の活躍で首位に。駒大と競り合って4、5区を終えると、最終区の一色が「自分のペースでリズムよく走れた」と残り約5キロのスパートを決めた。エースの神野主将を故障で欠き、他校から追われる立場ながら盤石の強さを示した。
走力のある今の最上級生は入学時に「4年生になった時に3冠を取る」と目標を立て、まず1冠を獲得した。原監督は「もう2冠に向けて努力したい」と全日本大学駅伝、年明けの箱根路を見据えた。