「打倒青学」で結集した東洋大が初優勝

 「全日本大学駅伝」(1日、熱田神宮~伊勢神宮=8区間106・8キロ)

 27チーム(オープン参加2を含む)が出場して行われ、東洋大が5時間13分4秒で初優勝した。10月に出雲全日本大学選抜駅伝を制した青学大が1分4秒差で2位。史上初の5連覇を狙った駒大は3位に終わった。4位は早大、5位は東海大。6位に入った明大までが来年のシード権を獲得した。

 東洋大が「打倒青学大」を果たし、初の栄誉をつかんだ。酒井監督は「初優勝まで長かった。強い青学大を倒すには100%以上の力を出さないといけなかった」と感極まった。

 エース服部勇馬と弾馬の兄弟で2位に26秒差とし、たすきを受けた選手は粘った。4区桜岡や6区野村は競り合いで一歩も引かなかった。アンカーの上村は、箱根王者で「山の神」と称せられる神野を突き放した。「上り(坂)ばかりではないので、絶対に負けない」と気迫の走りだった。

 2大会ぶりの箱根制覇へ弾みがついたが、山上りの特殊区間があるレースを制す難しさを酒井監督は百も承知だ。「青学大はこの悔しさを忘れないと思うし、挑戦者として王座奪還を目指す」と慢心はなかった。

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