東芝-パナ戦でTL新記録2万138人

 「ラグビー・トップリーグ、東芝17-17パナソニック」(12日、秩父宮ラグビー場)

 スタンドはゴール裏のわずかな席を除いて埋め尽くされた。発表された観客数は2万138人。実数発表が始まった2004年度以降、トップリーグのプレーオフを除くリーグ戦新記録だ。

 「こんなにたくさんのお客さんの中で試合するのは、日本に来て初めて。決勝でもないのに、ワールドカップで勝つとこんなにスゴいんだね、と大野さんや広瀬さんと話しました」

 そう言ったのは日本代表で主将を務める東芝FWリーチだ。前節は膝を痛めて欠場したが、この日は獅子奮迅。攻守にケガ上がりとは思えないフル回転で80分間を皆勤し、冨岡監督も「常に日本代表の主将という基準でプレーしている」とたたえた。

 リーチの奮闘に続くように、東芝フィフティーンは接点の激しさでパナソニックを追い詰め、7点を追う後半37分、FW山本紘のトライとFBステインのゴールで追いつきドロー。冨岡監督は「勝てなかったから満足はしないけれど、選手には最大限の賛辞を贈ります」。6季ぶりの頂点を目指す東芝にとって、勝利に等しい価値ある引き分けだった。

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