沙保里、伊調馨 史上初の4連覇に挑む
2016年8月、ブラジルのリオデジャネイロで第31回夏季オリンピックが開催される。メダルラッシュの期待がかかる日本勢。2人の“最強女子”が、世界のスポーツ史に金字塔を打ち立てる。
レスリング女子の吉田沙保里(33)と、伊調馨(31)=ALSOK=は、女子としては五輪史上初の4連覇に挑む。4連覇は、男子を含めても走り幅跳びのカール・ルイス(米国)と、円盤投げのアル・オーター(米国)しかいない。
吉田は14年に父・栄勝さん(享年61)を、伊調は同年に母・トシさん(享年65)に亡くしている。「父に教わったレスリングをやれるところまでやっていく」(吉田)、「母は『死んでも勝て』という人だった。リオでいい試合ができれば」(伊調)。最高の結果を最愛の人にささげる。