みう&みまペア初戦敗退 一時解散
「卓球・全日本選手権」(12日、東京体育館)
女子ダブルスで、昨年の世界選手権個人戦代表の15歳ペア、平野美宇(エリートアカデミー)、伊藤美誠(スターツ)組が、初戦の2回戦で桑村郁未、粟屋美佳組(龍谷大)に1-3で敗れる波乱があった。伊藤がリオデジャネイロ五輪代表候補に内定しているため、史上最年少でワールドツアーを制するなどした「みうみま」ペアはいったん解散となった。
「みうみま第一章」のピリオドは、あっけなく打たれた。大学生相手に簡単にミスを重ね、伊藤は「海外とは違う日本人の粘りに慣れなかった。練習も昨日と今日だけで(体が)絡んだり、ぶつかったりした」と敗因を分析。世界の頂点にも立った15歳の“あうん”の呼吸は、最後までかみ合わなかった。
ペアはいったん解消するが、平野は「しばらく組めないけど、仕方のないこと。東京五輪には自分も出て(伊藤と)組みたい。また一からやり直して、海外でも勝てるペアになりたい」と、目標はすでに4年後にある。
リオデジャネイロ五輪出場が確実な伊藤も「また、東京五輪に向けて戦っていくので(平野へ)よろしくお願いします」と、今夏以降の再結成を約束した。