白鵬、逆転Vへ向け不敵笑み

 「大相撲春場所・10日目」(22日、エディオンアリーナ大阪)

 横綱白鵬は大関照ノ富士を寄り切り1敗で全勝の大関稀勢の里を追走。両者が11日目に激突する。

 白鵬は2日目から9連勝。「いいところを取れたので、前に出るだけだった」と照ノ富士を難なく退けた。8日目の嘉風戦で駄目押しし、井筒審判部副部長(元関脇逆鉾)に左足骨折の重傷を負わせた。前日は取組後、審判部に呼び出され、この日は朝稽古後、師匠・宮城野親方(元前頭竹葉山)から口頭で注意を受けた。

 「申し訳ない」と謝罪した横綱は出直し星で1敗をキープ。逆転Vへ向け、稀勢の里を止める気を問われると「まあね」と、不敵に笑った。

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