バド銭谷専務理事が涙の謝罪
バドミントン男子シングルスでリオデジャネイロ五輪の金メダル候補と見られていた世界ランク2位の桃田賢斗(21)と、12年ロンドン五輪代表の田児賢一(26)=ともにNTT東日本=が、東京・錦糸町の違法カジノ店で賭博をしていたことが7日、分かった。
日本バドミントン協会の銭谷専務理事は、選手の不祥事発覚を受けて報道陣に対応し「非常に残念。真摯(しんし)に受け止めて再発防止に努めたい。心より謝罪申し上げたい」と、泣きながら頭を下げた。海外遠征中の選手を含めた代表選手約50人やスタッフに聞き取り調査を行う方針で、10日に緊急理事会を開いて処分を審議する。
協会の処分は最も重いもので永久追放にあたる除名、次に期間を定めた選手登録の抹消などがある。同専務理事は「代表選手としての責務がある」としつつ「桃田は東京五輪も有力で、ポテンシャルが非常に高い。反省、猛省をうながした中で、選手生命も視野に入れて適切な処分を行いたい」と、“温情”裁定の可能性も示唆した。