違法カジノ問題 ノーモア桃田講習会
バドミントンのリオデジャネイロ五輪代表に決まった男女9選手が9日、都内で会見した。違法カジノ問題で無期限出場停止処分を受け、世界ランクから抹消された桃田賢斗(NTT東日本)に代わり、男子シングルス代表となった佐々木翔(33)=トナミ運輸=は「前に進むしかない」と決意表明した。
桃田や無期限の登録抹消処分を受けた田児賢一らの違法カジノ問題を受け、今年度のナショナルチームメンバー、スタッフ全員が、会見前に再発防止に向けた警視庁による約1時間の講習会を受けた。
協会関係者によると、講習は警視庁の20年東京五輪・パラリンピックに向けた対策本部が担当。専門家10人から暴力団対策や薬物問題、インターネット犯罪に巻き込まれない方法などを説明された。五輪女子代表の奥原希望(日本ユニシス)は「トラブルにならないための対処法を教えてもらった」と話した。
日本協会はコンプライアンス強化に向けて、ジュニア代表も対象に、今後も定期的な講習を実施していく。