バレー史上最高の逸材石川「ボチボチ」
バレーボール男子のリオデジャネイロ五輪世界最終予選は28日、東京体育館で始まる。2大会ぶりの五輪出場を狙う日本は27日、本番会場で最終調整を行った。“日本バレー史上最高の逸材”と呼ばれる石川祐希(20)=中大=の人気により、チケットは前売り段階でほぼ完売。イケメンエースが、リオへの道を切り開く。
初の世界最終予選を前にしても、まるで動じるところはなかった。痛めていた左ひざの状態も回復し、軽快な動きで前日練習を終えた石川は「調子はよくも悪くもない。気持ちとしてもいつも通りですね。ボチボチやっていけたら」と、泰然自若に言ってのけた。
日本男子は現在、空前のフィーバーの中にある。石川を筆頭に、同じアタッカーの柳田、ミドルブロッカーの山内ら若手選手の人気が沸騰。今大会においては、前売りチケットが女子の数倍早いペースで売れた。
フィーバーの中心にいる石川は「あとはやるかやられるか。強い覚悟を持って戦いたい」。2大会ぶりの五輪切符、そしてその先にある日本男子の真の復活へ、“至宝”の挑戦が始まる。