超異例!ホッケー父娘3人同時五輪
日本ホッケー協会は14日、リオデジャネイロ五輪に出場する女子日本代表16人を発表した。指揮を執る永井祐司監督(52)の長女友理(24)=レアル・ソシエダード、次女葉月(21)=ソニー=が代表入り。異例の父娘3人同時五輪が実現した。
母理重子さんも86年アジア大会銀メダリストというホッケー一家。妹の葉月いわく「仲がいいかと言われると、良くはない」という姉妹だが、ピッチの中では互いを尊敬。友理はFWで、葉月は攻撃的MF。姉が「妹は他の人が通せないところを狙ってパスを出してくる。天才的」と話せば、妹も「パスが出しやすいし、いざというところを決めてくれる」と、信頼を口にした。
「世界一のチームワーク」が武器という現代表。選手選考にもあたった永井監督は「選手全員が娘のようなものなので」と複雑な気持ちを吐露しながら、「実の娘なので当落線上なら落としていた。当確ラインにいたから選んだ」と、期待を掛けた。確かな絆で、日本ホッケー史上初のメダルを狙う。