ニッポン柔道復活へ、野村金獲りの極意

 柔道男子60キロ級で五輪3連覇を達成し、昨年引退した野村忠宏氏(41)が15日、宮崎県延岡市で行われている男子日本代表の強化合宿の練習後に講演。リオデジャネイロ五輪代表らに“金獲り”の心得を指南した。

 「自慢だけど、五輪で負けたことがない自分が話をさせてもらう」とドヤ顔をさく裂させつつ「井上(康生)監督が言うように、五輪に魔物はいない。ただ、五輪と世界選手権は確実に違う。120%を期待するんじゃなく、70~80%の力で勝つ準備をするのが正解」と、自身の経験を交えて熱弁を振るった。

 講演を依頼したのは井上監督。66キロ級の海老沼匡(パーク24)を除いて、7階級中6階級が五輪初出場。「ピーキングの仕方は独特なものを持っていた。技術的なものというより、精神的なものを」と意図を説明した。

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