エース福島7連覇!3度目の五輪へ
「陸上・日本選手権」(25日、パロマ瑞穂スタジアム)
ことしも当然のように頂点に立った。女子100メートルでただ一人参加標準記録を突破していた福島がこの種目の最多に並ぶ7連覇を達成し、3度目の五輪出場を決めた。女子短距離界を引っ張るエースの力を見せつけ「連覇を続けられるのはとても幸せなこと」と実感を込めた。
まずまずのスタートを切ると、小気味よいピッチでぐんぐん加速した。後続を突き放して余裕のゴール。まさに100メートルの一人旅だった。
国内に敵はいない。それでも過去2度の五輪ではいずれも予選落ちを喫した。「この決勝がゴールじゃない。五輪のゴールに向けてたくさん努力していかないといけない」。早くも視線は、自身にとって真の戦いとなる8月のリオデジャネイロに向いている。