初V&綱!稀勢の里30歳の誓い
「大相撲・名古屋場所」(10日初日、愛知県体育館)
大関稀勢の里が30歳の誕生日を迎えた3日、初優勝と綱とりを誓った。愛知県長久手市の田子ノ浦部屋で関係者が用意した特大のバースデーケーキを前に「15歳で入門する前と後がこれで半々。もう全身相撲界だと思う。体は10代以上にどんどん元気になっている。まだまだこれから。30歳になった気はしない」と感想を口にした。
土俵をかたどったケーキには「大器晩成」「初優勝」などの絵や文字があしらわれており「何とかこの絵のようになれるように、しっかり15日間戦い抜ければいい。納得いく相撲を取った上でそう(優勝)なれるようにやっていきたい」と表情を引き締めた。
私生活面では結婚も注目されるが「嫁取り?当分ないですね。今が充実していますから」と、しばらくは相撲道だけにまい進する。
朝稽古では高安を相手に9番取って全勝と調整は順調。「(横綱に)あと1歩、2歩と近づいている。昔の自分はまだ子供の体だった。今は力も伝わるし、四股も踏めるし、朝の目覚めもいい」と充実の笑みを見せた。