宇良、十両で4連勝 勝利の瞬間、思わず“ガッツポーズ”
「大相撲名古屋場所4日目」(13日、愛知県体育館)
奇手居反りで知られる西十両8枚目の宇良(24)=木瀬=は新十両の大輝を引き落として初日から4連勝とした。
立ち合いは右に変化気味に動いたものの大輝についてこられ、一時は防戦となったが、土俵中央で頭をつけてしばし様子を見た後、機を見てこん身の引き落としを決めた。勝利の瞬間には学生時代の習慣が抜けないのか“ガッツポーズ”も見せた。
取り組み後はいつものように冷静な口調で「立ち合いは考えました。いろいろ自分なりにです。計画とは違ったけど(引き落としが)タイミングがよかったから決まった。よかったと思います」と振り返った。
“ガッツポーズ”には「手首が痛かったです」と煙に巻いた。
初日から無傷の4連勝。同期生でジュニア時代からしのぎを削ってきた大輝にはこれで4勝1敗となった。「すごいですね」と静かに自画自賛した。