はなわの長男・塙元輝が登場 出番なしも声で仲間を鼓舞
「金鷲旗高校柔道大会」(22日、マリンメッセ福岡)
女子の4回戦までと男子の2回戦の一部までが行われ、男子ではタレント・はなわの長男で佐賀工の副将を務める塙元輝(1年)が登場。試合では、出番は回ってこなかったが、声を出すなどチーム一丸で勝利をつかんだ。
佐賀工の副将、塙が伝統の畳を踏んだ。立花学園(神奈川)との2回戦。中堅の藤井海斗(2年)が相手大将と引き分けてチームの勝利を決めたため出番はなかったが、大きな声で仲間を鼓舞した。「緊張した。でも、試合をやる気持ちの準備はできていた」。大舞台の独特な雰囲気を体感し、顔を紅潮させた。
柔道経験者の父、はなわに勧められ、東京に住んでいた小学2年のとき、父の知人でバルセロナ五輪金メダリストの吉田秀彦氏が主宰する吉田道場で柔道を始めた。小学5年で両親の故郷、佐賀市へ移っても技を磨き、昭栄中3年だった昨年には全国中学校大会90キロ超級で3位に入った。
父は都合がつかず、試合前に会場を離れたが、23日も観戦に訪れる予定だ。「まずは最終日に残りたい」。塙は声を弾ませた。