日馬富士 稀勢と「いい相撲取れた」 8度目Vから一夜明け会見
大相撲名古屋場所で4場所ぶり8度目の優勝を飾った横綱日馬富士(伊勢ケ浜)が25日、名古屋市内の宿舎で一夜明け会見を行った。午前2時まで祝杯をあげた余韻で冗舌。家族の支えを問われると「別れました」と真顔で答え、報道陣を一瞬あ然とさせ「冗談ですよ」と笑わせた。
13日目に2敗対決となった大関稀勢の里(田子ノ浦)を倒し、綱とりを阻止。「10代からずっと、何千回と稽古している。いいライバルといい相撲が取れた」と振り返った。
来場所、綱とりを継続する2歳下の大関は「気迫と気迫で戦う」特別な存在。「横綱に値する力はある。品格もある。相撲の神様がいる。後はその時の運」と、力量を最大限に認めていた。