内村、リオの洗礼に青ざめた…選手村トイレが“逆流”
リオデジャネイロ五輪で3大会ぶりの団体総合金メダルを目指す体操男子日本代表が27日、選手村近くの練習場での初練習を非公開で行った。エースの内村航平(27)=コナミスポーツ=は練習後に取材に応じ、「本番と同じ器具で練習して、ようやく試合の体になってきたかなと思う」と感触を明かした。
ただ、選手村での生活を聞かれると「選手村は…」と口ごもり、世界王者の表情が曇った。「シャワーを浴びてたら途中から水しか出なくなっちゃって…」。仕方なく泡がついたままの体で、隣の加藤と田中の部屋まで移動し、お湯の出るシャワーを借りる羽目になった。
さらに深刻なのがトイレだった。「流したら、便器の横にある流しみたいなところから水がブワ~ってあふれてきて、おしっこも一緒に出てきてるんじゃないかと…やべえっす」。トイレットペーパーも便器から遠くの位置にあり、「取りづらくて肩が痛くなる」とさすがの王者も悲鳴を上げた。
部屋の不備は既に担当者に伝えたと言うが、「直ることはないと思う。予想はしてたけど、嫌ですよね」と苦笑い。それでも、数々の修羅場を乗り越えてきたエースは神経質にならない。「まあそれも楽しんでます」と逆境を楽しみながら、再び栄光をつかみ取る。