萩野公介が五輪会場初練習「悪いところがない」 選手村も快適
リオデジャネイロ五輪の競泳男子で金メダル候補の萩野公介(21)=東洋大=が30日(日本時間31日)、試合会場の本番プールで初練習。水の感触を確かめるように約1時間泳ぎ込み、「水深が深いし、水も温かかった。会場もコンパクトで泳ぎやすい」と好感触を示した。
開幕まで残り1週間。まだ工事が続く会場の観客席で溶接の火花が飛び散る中でも、ネガティブな要素はなかった。前日にリオ入りした萩野は、リラックスした様子で水中を往復。事前情報では水温の低さが指摘されていたものの、実際に泳いでみると適温だった。
「プールサイドが水色だったり緑色だったりブラジルカラーなのかな」と細部にも目を行き届かせる余裕を見せ、「悪いところがない。観客が入れば雰囲気が変わると思うけど楽しみ」と夢舞台のイメージを膨らませた。
指導する平井伯昌監督は「五輪の会場で泳ぎにくいと言ってたら困るけど、いいプールだと思う」と太鼓判。設備不良が報じられていた選手村についても「食事はおいしいし、住みやすくて、申し分のない環境だと思う」と話した。