元千代の富士の九重親方死去 昨年11月には北の湖前理事長も62歳で…

佐ノ山親方(中)らに付き添われて部屋に入る九重親方の遺体=東京都墨田区の九重部屋(撮影・出月俊成)
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 「ウルフ」の愛称で圧倒的な人気を誇り、国民栄誉賞を受賞した元千代の富士の九重親方が亡くなったことが31日、分かった。61歳。昨年6月に膵臓(すいぞう)がんが見つかり、摘出手術を受けていた。

 最近は抗がん剤治療を行わず、放射線治療に取り組んでいると報じられたばかりだった。

 千代の富士時代の1981年初場所で横綱・北の湖を優勝決定戦で破り、初優勝を果たした。89年には国民栄誉賞に輝いた。「ウルフフィーバー」を巻き起こし、91年に引退するまでに31回の優勝を誇った。

 昨年11月には日本相撲協会の北の湖前理事長が直腸がんによる多臓器不全で62歳で亡くなったばかり。「昭和の大横綱」がまた、旅立った。

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