入場券不正転売の利益3億円か IOC理事ら拘束で地元警察
【リオデジャネイロ共同】リオデジャネイロ五輪の入場券の不正転売に関与するなどした疑いで国際オリンピック委員会(IOC)のパトリック・ヒッキー理事(71)=アイルランド=が拘束された事件で、地元警察は17日、不正転売の利益が少なくとも1千万レアル(約3億1千万円)に上るとの見方を示した。
警察はリオ五輪開会式の入場券を8千ドル(約80万円)で転売するなどした容疑で英国のスポーツ観戦チケット会社THGのアイルランド人幹部を5日に拘束した際、入場券千枚以上を押収しており、こうした入場券は最大で額面の30倍の値段で販売されていたという。