松田丈志が現役引退を表明 五輪3大会連続メダル
リオデジャネイロ五輪競泳男子800メートルリレーの銅メダリスト、松田丈志(32)=セガサミー=が2日、現役を引退すると表明した。
同日に宮崎県庁を訪れ、河野俊嗣知事に3大会連続となるメダル獲得を報告。「9日にある国体の400メートル自由形のレースをもって引退することを決意しました」と述べた。12日に都内で記者会見を開く。
4歳から競技人生をスタートさせた宮崎県延岡市の東海SCを拠点の一つにしながら、2004年アテネ大会から4大会連続で五輪に出場。北京、ロンドンの両大会の200メートルバタフライで銅メダルに輝いた。ロンドンでは400メートルメドレーリレーでも銀メダルを獲得した。
岩手県で開催される国体を現役最後のレースに選んだ理由について「五輪を最後にするか悩んだが、国内で応援してくださった皆さんにもう一度見てもらって、という思いになった。どういうふうに締めくくるかは半年くらい前から考えていた」と、競泳界を引っ張ってきた32歳のスイマーは胸中を明かした。