白鵬 8日にも秋場所出場判断 場所前のけがは「ちょっと厳しい」
「大相撲秋場所」(11日初日、両国国技館)
右足親指と左膝の負傷のため出場が危ぶまれている横綱白鵬(31)は5日、前日に続いて所属する東京都墨田区の宮城野部屋で稽古をしたが、「(場所前のけがは)ちょっと厳しいね」と不安を口にした。この日も四股、すり足は回避し、軽い運動で終えた。初日前日まで調整に励む意気込みだが、早ければ取組編成会議前日の8日に決断を下す。
白鵬から前向きなコメントはなかなか出てこなかった。稽古を再開して2日目。内容は前日と同じだった。「相変わらずですね。安静にするしかないのかな」。じれったさを隠せなかった。このままだと休場は避けられず、「汗をかいてもっとぶつかりたいと、うずうずしてますけどね。(右足親指が)腫れてるから。階段も昇れない」と苦笑いした。
右足親指の骨折から始まり、左膝を負傷。その後に再び右足親指に痛みが出た。「ダブル、トリプルできちゃった。準備して臨めば、場所中のけがは何とかなるが、(場所前のけがは)ちょっと厳しいね」と本音を漏らした。
出場するかの決断は早ければ8日に出すつもりだ。「できれば(取組編成会議)前日に、心をどっちかに寄せたい。実績があったとしても、中途半端な気持ちではいけないから」と節目を決めた。