白鵬 稽古後に手押し相撲20分…四股、すり足の基本運動できない状態
「大相撲秋場所」(11日初日、両国国技館)
右足親指と左膝痛のため出場が微妙となっている横綱白鵬(31)=宮城野=は6日、東京都墨田区の宮城野部屋で稽古場に姿を見せたが、まだ四股、すり足の基本運動ができない状態。休場となると07年から9年連続で獲得している年間最多勝を稀勢の里に奪われる可能性もあるが「まあ、いろんなものが去年止まったわけだしね」と淡々と話した。
2020年東京五輪まで現役を目標に掲げていたが、「五輪の1年前に引退。引退相撲が1年後だからね。オリンピックで最後の土俵入りになるかな。4年やるってわけじゃない」と引退計画もポロリ。周囲から現役で東京五輪を迎えてほしいと請われると、「じゃあ、あと5年やる。そう思っていた方がいい」と笑わせた。
稽古後には付け人と手押し相撲を20分やって汗を流した。「ほか(脚以外)が元気だからうずうずして」と苦笑い。果たして秋場所に間に合うのかどうか。依然、不透明な状態が続いている。