金星の隠岐の海、懸賞32本に「結びはいいですね」
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「大相撲秋場所・2日目」(12日、両国国技館)
前頭筆頭隠岐の海(31)=八角=が横綱鶴竜(31)=井筒=を小手投げで撃破し、日馬富士(伊勢ケ浜)に勝った先場所に続き、3つ目の金星を挙げた。
踏み込まれて左を差され押し込まれたが、土俵際で相手の左手を取り、振り回し、土俵下に投げ落とした。「内容は悪いけど勝てて良かった。あきらめずにできて良かった」と安ど。初日は稀勢の里(田子ノ浦)を破っており、大きな2連勝。「調子が良くも悪くもないけど、いい方向に力が入って勝てている」と満足顔で振り返った。
32本の懸賞には笑いが止まらない。「こういう時があってもいい。めちゃめちゃうれしい。結びはいいですね」。3日目は横綱日馬富士との対戦で、再びチャンス。「あしたもあるんですよね」と、貪欲に目をぎらつかせた。