国民栄誉賞の伊調馨、記念品は和服を希望
国民栄誉賞の受賞が決まったリオ五輪レスリング女子58キロ級金メダリストの伊調馨が13日、都内で喜びの会見を開いた。
紺色のジャケットに黄色と紫の花をあしらったコサージュを胸につけた伊調は緊張した面持ちで「本当に自分自身の中で信じられない気持ちが大きいが、私を支えてくださった(所属先の)ALSOKさん、日本レスリング協会の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。今後、自分の人生を今まで以上にもっと考えていかないと、と身が引き締まる思いです」とあいさつ。
記念品は何がほしいか?という質問も飛んだが、「オリンピックに4度出場させて頂き、世界に出る機会も増える。日本人女性としてお着物とか、日本女性の誇りである和装文化を伝えたいとこの年になって思うようになった。なので、ちょっとおねだりしたい」と笑顔を見せた。
これまで印象に残っている試合について聞かれると「長いことやっているので、オリンピックどの試合も印象的ですし、リオ五輪は鮮明に残っている。あの決勝の試合は悔しい内容。できればもう一度あの選手と戦いたい」と話した。
伊調は五輪史上初となる女子個人種目4連覇を達成。レスリング界では2012年吉田沙保里以来2人目。