宇良6敗目、力勝負でこらえ切れず「攻め手間違えた」
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「大相撲秋場所・9日目」(19日、両国国技館)
東十両筆頭の宇良(24)=木瀬=は剣翔(追手風)に上手投げで敗れ、6敗目(3勝)を喫した。
いつも通り低く飛び込むと、潜って入って、右下手を取った。押して出たが、自身より36キロ重い相手に力勝負が及ばなかった。両上手を取られ、強引に振り回され投げられると、こらえ切れず、あおむけに土俵に転がされた。「考えた態勢じゃないですけど…。押したかったけど重たかった。攻め手を間違えたところはあるかな」。
前日に連敗を5で止めたが、再び黒星と波に乗れない。最後までまわしをつかんだままの執念には館内も歓声。「簡単には負けたくないですから」と、強い気持ちはキープ。10日目は2度目の幕内での相撲で豊響(境川)が相手と試練の日々は続く。