稀勢の里 鶴竜に敗れ4敗 綱とり振り出しに戻る「やるしかない」
「大相撲秋場所・13日目」(23日、両国国技館)
3場所連続の綱とりに挑んだ大関稀勢の里は横綱鶴竜に下手投げで敗れて4敗目。今場所最終的に12勝すれば来場所に綱とりがつながると見られていたが、残り2番に勝っても最高で11勝止まりとなったことで友綱審判部副部長(元関脇魁輝)が「綱とりは振り出しに戻る」と明言した。
稀勢の里は13勝を挙げた春場所以降、夏場所(13勝)、名古屋場所(12勝)と綱とり場所をつないできたが、ついに力尽きた。支度部屋では無念の思いを隠せず、報道陣から「綱とりが振り出しに戻るが?」と質問され「まだまだですね」。さらに「気持ちを立て直せるか?」と聞かれると「やるしかない」と自分を奮い立たせるようにつぶやいた。